子どもの食事の姿勢がお口の健康や歯並びに影響することをご存じでしょうか。
食事の姿勢は単にお口の健康だけでなく体全体の健康にも密接に関わっています。

今回は、子どもの正しい食事の姿勢についてお話しします。

子どもが正しい姿勢で食事をすることの重要性

子どもが正しい姿勢で食事をすることは、健康的な成長と発達において非常に重要です。
姿勢が整うことで、体全体のバランスが保たれ、健やかな体づくりにつながります。
また、正しい姿勢は食事の質を高め、健康維持にもつながります。

子どもの食事の姿勢を見直し、健康をしっかりとサポートしましょう。

子どもにとっての正しい食事の姿勢とは

子どもの食事の姿勢についてお話しします。

正しくない食事の姿勢

子どもの正しくない食事の姿勢を紹介します。

■顎が突き出ている
咀しゃくがうまくできず、食べ物を詰まらせてしまう可能性があります。

■横を向いて食べている
横向きで行う咀しゃくは、体の左右のバランスが崩れ、歯並びに悪影響を与えます。

■机と体の高さが合っていない
机が高いと食器を持ちにくくなる上に、目で見て食事を楽しむことが難しくなります。
一方で机が低いと猫背になりやすく、消化に悪影響を及ぼします。

■猫背になっている
背中が丸まってしまうと内臓が圧迫され、胃や腸に大きな負担がかかります。

正しい食事の姿勢

子どもの正しい食事の姿勢を紹介します。

■背筋が伸び骨盤が立っている
膝やおしりの角度は90度程度が理想です。
背筋が伸びた状態は内臓を圧迫せず、消化がスムーズに行われます。

■足が床についている
力が入りやすくなり、硬いものが噛みやすくなります。
これにより、顎の発達も促進されます。

■机と体がこぶし1個分の距離にある
机と体の間が狭いと食器を持ちにくくなり、広すぎると前のめりになりがちです。
そのため、机と体の間はこぶし1個分の距離を意識するように心掛けましょう。

正しい姿勢で食事するためのポイント

正しい姿勢で食事するためのポイントは以下のとおりです。

● 椅子の奥に座る
● 足が浮く場合は台を用意する
● 食器を持って食べる

正しい姿勢で食事をすることは、子どもの成長と健康に欠かせない重要なポイントです。
適切な姿勢を保つことで、体への負担が軽減され、栄養の吸収がスムーズになります。

理想的な食事の摂り方

気を付けたい食べ方は以下のとおりです。

● 口を閉じて噛む
● 一度にたくさん食べ物を入れすぎない
● 噛み切るのは前歯、咀しゃくは奥歯でする
● 成長に合わせて食器を用意する

上記の内容ができているか確認しましょう。
食べ方を意識すると顎の発達が促進され、きれいな歯並びにつながります。

食事の様子を見直して正しい姿勢を心掛けよう

食事の姿勢は健康に大きく影響を与えるため、非常に重要です。
日頃から正しい姿勢を心掛けることで、顎の発達や消化の改善につながります。
ぜひ、健康維持のためにも食事の姿勢を見直しましょう。